城  批評(レビュー)  城

はじめに

この批評(レビュー)は、まだ太閤立志伝Vをプレーしたことがない方のために、ゲームの概要と個人的な批評を紹介したものです。

購入の参考になさる方は、人によって違った楽しみ方、違った評価があることを理解した上で、お読みください。既にプレーされた方は、お読みになる必要はございません。

太閤立志伝Vの批評(レビュー)

太閤立志伝Vは、1人の主人公を選択して、出世や統一などを目指すゲームです。職業は、武士、忍者、海賊、商人、剣豪、鍛冶屋、茶人、医師、浪人があります。

行動にはかなりの自由があり、どの職業を選ぶのも、どこに仕えるのも、独立するのも、サイドビジネスをするのも、悪行の数々を繰り返すのも、全て自由です。エンディング方法も豊富に用意されていますので、プレーの指針にもなります。

しかし、このゲームの最大の面白さは、プレーの自由度ではなく、歴史ゲームとしての再現度にあると思います。

有名な武将には多くのイベントがあり、プレーすることで、その人物の歴史を体験することができます。if展開のイベントも用意されています。そのため、戦国時代が好きな人は、ついつい色々な人物でプレーしてみたくなるはずです。

また、ミニゲームが多いのも、このゲームの特徴です。例え能力で劣っていても、このミニゲームの結果次第で、いい成果を上げることも可能です。このミニゲームも、下手な脳トレゲームよりもよっぽど充実しています。

ただ、面倒なことに、色々な人物でプレーするためには、主人公札と呼ばれるものを、1枚1枚集めなければなりません。有名な武将には、たいてい特別な入手条件があるので、それらの人物でプレーしたければ、相当やり込むか、攻略本を買わなければなりません。

とはいえ、この作品はパワーアップキッドや続編が必要ないほど、非常にできのよい作品に仕上がっています。前作の太閤立志伝Ⅳと似ていますが、バランスも自由度も完成度も太閤立志伝Vの方が良いです。シミュレーションゲームに不慣れな方でも、十分に楽しめます。

- おすすめ度 -
★★★★★

太閤立志伝V DXの批評(レビュー)

Steam版にはイベントコンバーターがあるのが最大のメリットです。デメリットは、クリックする回数が無駄に多く、クリックする場所も無駄に離れていることです。できれば、画面のどこでも左クリックでOKにしてほしいです。

Switch版はSteam版の逆です。コントローラーの方がボタン連打しやすいのですが、イベントコンバーターがないのが残念です。

名作のリマスターなので、操作性以外は非常に良いのですが、追加特技のバランスが悪いように感じます。また、エンディングの種類と条件がヒントとして開示されていますので、色々な生き方に挑戦する意欲が湧きます。

- おすすめ度 -
★★★★★

評価の内訳
+5.0 太閤立志伝Vの内容
+0.5 コーエー作品にしては安い、日本人価格もない
-1.0 操作性が非常に悪い(腱鞘炎になるレベル)
+0.2 人物の大幅追加(なぜか土居清良は異常な高評価)
-0.3 追加特技のバランスが悪い(北条より海賊を強化すべき)
+0.5 エンディング一覧
+0.1 イベント追加(なぜかフィクションに注力)