どのくらいの売上があったのか分かりませんので、Steamの最大接続数で比較してみました。太閤立志伝V DXは、韓国を除く東アジアだけで、言語も日本語と中国語しかないにも関わらず、信長の野望よりも売れたと推測されます。
日本の販売価格に大差がありますし、パワーアップキットやDLCもありませんので、売上金額は信長の野望よりも少ないでしょうが、少なくとも、太閤立志伝6を考えるくらいの結果は出たと思います。
タイトル | 日本価格 | 中国価格 | 米国価格 | 最大接続数 |
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太閤立志伝V DX | 4950円 | 5053円 | 未販売 | 10663 |
信長の野望大志 | 10780円 | 5195円 | 8166円 | 5626 |
三國志XIV | 10780円 | 7069円 | 8166円 | 16482 |
調査時が円安だった影響で、海外価格が以前より高めの金額になっています。
韓国は、朝鮮出兵に関係した人物を極悪人と考え、執拗に抗議します。大河ドラマも、朝鮮出兵の場面は出ませんし、そこで活躍した人物が主人公になることもありません。太閤立志伝シリーズも、豊臣秀吉を主人公とする限り、彼らは反発することでしょう。
三國志シリーズも、朝鮮半島が登場した作品も過去にはあったのですが、韓国が古来より独立国だと主張しだした途端、三國志のマップが小さくなりました。さらに、一部の韓国人が対馬の領有権まで主張し始めたら、信長の野望も対馬を表示しなくなりました。
韓国が抗議したのか、開発側が配慮したのか分かりませんが、開発側がリスクを嫌うのはもっともなことです。売上が減るリスクよりも、韓国のリスクの方が大きいというのが現状です。
日本人と中国人に売るというのが、コーエーの新たな韓国対策なのでしょう。売上の大半が中国と日本なので、これはこれで大胆な試みです。
その他に、値段設定の効果も大きかったと思います。コーエー作品にしては安いためか、普段は歴史シミュレーションを買わない方々にまで売れたようです。日本だけ不当に高く売るのを止めれば、購入層が拡大し、評価も甘くなり、動画やSNSで話題になり、新たな購入者も現れます。ダウンロード版を少し安くしておけば、売り切れや中古売買による機会損失も減ったと思います。
最後に、太閤立志伝6が出るかですが、個人的にはほぼ出ないと予想します。自分が経験していないことにも文句を言うのが韓国人です。可能性があるとしたら、太閤立志伝を戦国立志伝という名前で売る方法です。作品毎にパッケージキャラを入れ替えて、その度に関連イベントや関連システムを充実させていけば、シリーズを続けてもマンネリを回避できます。
[ 予想 ]
太閤立志伝6は出ない、戦国立志伝なら可能性あり